チタンクラウンが保険適用となり、患者様の選択肢も広がりました。こちらでは、チタンクラウンの特徴やタイプ、取り扱い時の注意点についてご紹介いたします。格安・高品質・迅速な対応が可能な技工所をお探しの歯科医院様・歯科技工所様はぜひご覧ください。
チタンクラウンへの保険適用が開始されました。
補綴名称 | チタン全部鋳造冠(通称:チタンクラウン) |
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保険適用日 | 2020年6月1日 |
材料 | 純チタン2種(JIS H4650 第2種に適合するもの) 一般名称「歯科鋳造用チタン合金」 |
保険点数 |
1.技術料/1,200点 2.材料料/66点 合計1,266点 |
適用対象 |
大臼歯(6番・7番・8番) 大臼歯の全部金属冠による歯冠修復に用いるものであること |
算定条件 | 金属アレルギーの有無にかかわらず算定可能 |
チタンクラウンは保険適用によって費用が安くなり、かつ生体適合性があります。身体と親和性があり、拒絶反応を起こさない性質のため、金属アレルギーの方にもほぼ問題なくご利用いただけます。選択肢が増えることは、多くの患者様にとって口腔環境を見直すきっかけにもなるでしょう。
チタンクラウンには以下のような特徴があります。
チタンは金属ですが、身体と親和性があるため、金属の中でもアレルギーを起こしにくいです。そのため、金属アレルギーの方にも安心してご利用いただけます。
金属性のため強度が高く、歯ぎしりや食いしばりにお悩みの方にもご利用いただけます。
強度が高いため、ある程度薄くすることが可能です。歯を削る量が少なくても問題ありません。
歯の高さが低い場合、被せ物が取れやすいという難点があります。チタンクラウンは外れないように保持孔や保持溝を付与できるので、長期にわたり維持することが可能です。
チタンクラウンには鋳造タイプと非鋳造タイプがあります。
保険が適用されます。保険の点数は1,200点(技術)+66点(材料)の合計1,266点です。純チタン2種の硬度は約160Hv、強さは約500Mpa、生体親和性に優れた素材です。咬合調整はパラジウムと同じ感覚ですが、研磨は少しやりづらいです。鋳造が非常に難しいため、技術に依存するところがあります。製作時間は長く、埋没・鋳造に8時間ほどかかります。そのため、技工料金は高くなりがちです。鋳造機があれば、従来のワックスアップで製作可能な点がメリットです。デメリットは、技術によって生体親和性や硬さにバラつきがあります。
保険は適用されません。鋳造タイプ同様の純チタン2種の硬度・強さ、生体親和性があり、咬合調整・研磨ともパラジウムと同じ感覚です。適合精度は10μm以内で、製作時間は削り出しが50分程度と短く、技工料金も安いです。メリットは、チタンディスクを機械で削るので品質が安定していることです。一方デメリットは、CAD/CAMなどの設備投資が必要になります。
チタンクラウンには注意点がいくつかあります。CAD/CAMで製作したチタンクラウンは安定性が非常に高く、身体にも優しいです。イオンコート加工で、クラウンの耐食性と耐摩耗性をアップさせることもできます。ただし注意点としては、咬合により咬合面の金色がなくなります。また、技工料金に関しても注意点があります。チタンクラウンは保険が適用されるようになってからまだ日が浅いため、技工料金の相場が変動する可能性があることを押さえておきましょう。
ツヤデンタルは独自のノウハウを活かして、歯科医院様・歯科技工所様のサポートを行います。豊富な選択肢で補綴提案ができるCAD/CAMセンターを備えており、高品質の技工物をご提供いたします。適合レベルと審美性に関して高い評価をいただいております。お口の環境のために最適な歯科補綴物の製作をご希望の際は、ツヤデンタルにお任せください。
会社名 | 株式会社 ツヤデンタル |
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代表者 | 佐々木 雅史 |
住所 | 〒621-0111 京都府亀岡市東別院町南掛西ノ岡23−1 |
TEL・FAX | 0771-27-3888 |
URL | https://www.tsuya-dental.co.jp/ |
業務内容 | 株式会社ツヤデンタルでは歯科補綴物の製作、ジルコニア・ノンクラスプデンチャーを得意とした歯科技工を行っています。適合性や耐久性などの機能面だけでなく、外見上の美しさとニーズが広がる中、患者様に応えるべく日々業務に努め、技術を向上させています。 |
資本金 | 1,000万円 |
設立年月日 | 1995年5月 |
従業員 | 18名 |