CADCAM冠の適合性
CADCAM冠など歯科補綴物を使った治療を行う際は、精度の高い治療が求められます。なぜなら、補綴物の精度が虫歯や歯周病の再発と大きく関わるためです。
適合の重要性について
削った歯に隙間なくぴったりと装着されていれば隙間から細菌が入り込む心配はありませんが、隙間があればプラークが付着しやすい環境となり、虫歯や歯周病などを招きかねません。
この隙間は補綴物の種類によってもそれぞれ異なります。つまり、隙間のない適合の良い補綴治療を行う必要があるのです。しかし、歯科の世界ではミクロ単位での治療が求められることもあるため正確な技術がなければ精度の高い補綴物を提供することができません。歯科医師または歯科技工士の技量によって精度が大きく左右するといっても過言ではありません。
そのため、精度の高い補綴治療を行うためには両者が確かな技術と、精度へのこだわりを持つ必要があるのです。
歯質と支台歯の一体化を図る
CADCAM冠製作時のポイントとして適切な支台歯形成も重要ですが、正しいセメントで接着することも大切です。
CADCAM冠の装着には歯質と支台歯の一体化を図るためにも接着性レジンセメントを使用することが重要です。
歯冠修復物がセメントと化学的に結合することを接着といい、年月を経ても口内にセメントが溶け出る心配がなく、隙間もできないために虫歯になることも少ないです。確実な接着操作を行い支台歯と一体化させなければ強度が上がることはありません。
支台歯とCADCAM冠の内面を強固に接着することで破損のリスクを抑えることに繋がるのです。しかし、甘い接着だと支台歯からセメントが剥離してしまい脱離に至る可能性が高まります。
高精度の補綴物だからこそ、口腔内を健康に保つことができます。しかし、高精度の補綴物を提供するためには、高い技術力と手間や時間もかかります。ツヤデンタルでは小規模歯科技工所様向けにジルコニアフレーム・クラウン・インレーの製作代行を行っています。CAD/CAM設備完備で、早い・安い・きれいな満足いただける製品・品質の提供に努めます。松風HCやGCセラスマート、ノリタケアベンシアなど各社のフレームも取り揃えております。